日本では、いまだに「先生が上、生徒は下」という古い考えが根強く残っています。
礼儀や尊敬は大切ですが、それが人としての上下関係になる必要はないと私は考えます。
日本には“ヒエラルキー(上下関係)”という古い考え方があります。
私は、60歳を過ぎて学ぶ立場に立ち、そして今、教える立場になったからこそ、心からそう思います。
「学びに上下はない」それが、私の考え方です。
海外では、教育もセラピーも、日本とはまったく違う価値観が当たり前です。
先生と生徒がファーストネームで呼び合い、自由に意見を交わす環境。
マッサージの世界でも、「セラピストはこうあるべき」という固定観念はなく、男性セラピストもごく自然に活躍しています。
日本にいると、「先生は厳しく」「教える人は偉くあるべき」という風潮が当たり前のように感じてしまいますが、一度、海外に出てみると、日本の“古い規則や習慣”は、あっさりぶっ壊れます!
私は、60歳からセラピストを目指しました。
私は自分の子達と変わらない、若い人達からたくさんの事を素直に学ばせてもらいました。
そして今、自分の教え子たちが自分を超えて輝いていく姿を見て、私はまた、その背中から学んでいます。
だからこそ、私は思います。
「教えることで学び、学ぶことで教えられる!」その循環こそが、真の学びだと。
ITS名古屋校は、そんな価値観を大切にしています。
「先生だから」「生徒だから」と壁を築くのではなく、共に歩み、共に育つ仲間として成長する場所です。
生徒さんが先生に遠慮して質問できないような環境は、生徒さんの可能性を潰してしまいます。
いつでも話せる空気、心を開ける関係性が大切です。
私の生徒さんたちは、卒業しても「先生」と呼び何度も相談に来てくれます。
また、反対に気遣いのメッセージをくれたり、心配してくれたりします。
そして私も生徒さんを頼りにしてお願いしたり、協力してもらうこともあります!
その関係は、時には親子のようでもあり、家族のようでもあります。
それが良いとか悪いとか、人それぞれの価値観の違いです。
私は私の思いで、生徒さんを導き、共に成長していくスクールを育てていきます。
ITS名古屋校は、ヒエラルキーのない、新しい学びの場。
知識を教えるだけでなく、心を育てる場所でもあります。
年齢も肩書きも関係なく、共に笑い、学び、支え合う。
先生でもあり、また生徒でもある!
それが、私の目指す「ITS名古屋校絆スクール」のかたちです。
ITS名古屋校校長 神野あさみ